人材育成に必要なスキルを見出すためのマインドとは。

経営理念を念頭に社員を「どう育てたいか」をイメージできているか。

私たちは、人材育成のあるべき姿を以下のようにイメージしています。

経営理念の実現は、社員の成長を通して行われるべきものだと考えています。ですから、経営理念はただ「掲げているもの」で済ませることはできません。経営理念を経営者の自己満足と管理職の言い訳の道具にしてはならないのです。

そもそも、経営とは、「継続的・計画的に社会に役立つ事業を遂行する営み」です。仕事があるからやる! 儲かるからやる! 社員は仕事をやって当たり前だ!ではいけないのです。

社会に役立つために、成長する!これが人材育成の本質です。ですから、経営理念は企業が社会に役立つために目指し続けるありようとも言えるのです。

経営理念の目指す幸せのあり方に、人材育成の在り方をイメージして具現化していくことが大事です。

経営理念とは、どうあるべきか。

つまるところ経営理念には、社会貢献を目指した末の、「企業の幸せのありよう」が描かれるものだと私たちは考えています。それゆえに、私たちは経営理念とは次のようなものだと考えているのです。

幸せとは、人間味あふれて、社会に貢献し続けることです。意思をもって社会貢献するには、計画的に検証しながら物事を進めていくことが大事です。

ですから、経営理念には、人間性 社会性 科学性の要素が含まれている必要があります。

人間らしく成長し、社会に貢献し続ける意思と行動が経営理念には必要なのです。

人材育成において一番大事なもの。「こういう生き方をする!」

人材育成と言っても、社員も一人の人間です。会社という組織の駒ではありませんから、ひとりひとりの生き方、目指したい人生を尊重すべきです。

しかし、自分で「自分の生き方」を明確にすることができるのは、ほんの一握りです。もし、仕事に自分を見出せるのであるなら、そこに自分の人生を投影することも良いでしょう。大事なのは、社員一人一人の、

一番求めている生き方 僕はこういう生き方をしたい!

を明確にすることです。自分の生き方と経営理念をリンクさせて、自分の成長の姿を描いていくことが、人材育成には大切なことなのです。

成長アーチを描くことが大事

具体的に人材育成していくのであれば、成長アーチを欲求レベルから計画化、実践検証レベルまで明確にしておく必要があります。

しかし、これは簡単にできるものではありません。実践と検証を積み重ねて、ブラッシュアップして、完成に近づいていくのです。

ですから、常日頃から、以下のような問いかけを自分自身に対して行っていくことはとても大切です。

実はこの問いかけこそが、人材育成には、一番必要なものなのです。自己を振り返ることは成長の基本です。企業の人材育成には、この問いかけをする機会を作っていくことが大事なのです。

まとめ

私たち、職場環境改善工房では、企業様の人材育成のお手伝いをしております。
人材育成でお困りの企業様、是非、私たちにご相談いただければと思います。

人材育成については、以下の記事も参照ください。

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